SSブログ

悪いことをしたらごめんなさい [タン 2歳]

まだ、言葉をしゃべらないタンタン。
バイバイは手を振る仕草をするし、おはようございます、や、こんにちは、などはペコリと頭を下げる。いただきます、ごちそうさまも、手を合わせる。
けど、ありがとうやごめんなさいは、どういう仕草をするものか、私も決めかねていて、教えられずにいた。
「あっとー、って、言ってごらん?」
くらいは促したことはあるけど、悪いことをしたらごめんなさいを言え、とは、言ったことがない。
もちろん、放置してるわけじゃない。いけないんだよ、と言い聞かせる。さとす。
でもまだ長い文章は分からないかなって思うから、乱暴したりしてもその場から引き離すくらいで済ましていたかも。
甘い?
タンにしても、あまり乱暴することもなかった気がする。いわゆる、おいた、やんちゃ、というものを、タンはあまり、しない、かも。

今日、砂場で(知っている人ばかり)、タンは独り占めをしたがった。寄ってきた子を押し、砂をかけた。
これはいけない。
一度は叱ったけれど、その時に(冗談にしても)そーゆーことすると、お前はお砂場に出禁よ、と言った人がいた。
その人は、またタンがやった時、かなりマジで怒った。いや、叱った。厳しく。
私は有難いと思ったし、実際にお礼も言った。いろんな人がいろんな関わり方をしてくれるのは、タンのためになる。きちんと叱ってくれる人がいるというのも、有難いことだし。

一つ、難しいと思ったのは、彼女がごめんなさいを言わせようとしたこと。タンに教えてないなんて、とても言えない雰囲気だった。
二歳半でも、言葉が話せなくても、悪いことをしたらごめんなさい、って言わなくちゃいけないのか。手を合わせるようタンに促したけど、理解できないし。
泣いているタンに、泣いてもダメ! お母さん、じゃないの! ごめんなさいは?! と迫る彼女。
これは、効果があるのか? と、少し疑問を持った。

私はつい感情的に怒ってしまいがちだから、怒らないようにしてるの、と言い訳がましく言ってみた。
自覚してるの、すごーい、と返ってきたけれど、甘いんじゃないの? という言葉もあった。
そばにいた方が、ご主人も良い教育をしてらっしゃるし、とか色々フォローしてくれた。そしたら、そうか、ご主人がいいもんね(あなたは甘くても)というようなコメントだった。
率直な人だし、悪気はない。
けれど。
悪いことをしたらごめんなさいを言わせなければならない、それがきちんと叱るということ、それが出来ないから神崎は甘い、でもご主人がフォローしているなら、まあ……というような。
彼女はそんな風に受け取った、ように見えた。私には。

難しいね。
教育のあり方は人それぞれ。だからいろんな人がいて、この世の中は面白い。

私も今日は色々考えさせられた。
ああいう叱り方(追い詰めるような叱り方)は、私は苦手。
するのも、されるのも。
子どもを泣かせるのも、嫌だ。やっちゃってることも、多数、あるけど。
話してわかって欲しい。必ずしも謝らせる必要はないんじゃないか。
いや、もちろん、迷惑をかけた相手に対して謝るのは必要。すべきこと。
でも、一番大事なのは、間違えないように、自分がしたことを理解する、そういうことではないかと。
ただ泣いて、辛くて、謝らなきゃ終わらない苦痛の時間。てゆーか、謝りさえすれば、終わる?
……そんな風に思って欲しくない。
難しいね。本当に難しい。
だって、人によって受け取り方は違う。
ああいうの、私は苦手だし、逆効果だけど。
タンは、どう感じるだろう。
どんなやり方が合うのか。
私にはまだ分からない。
タンの感じ方を、知りたい。
タンがどんな人なのかを、知りたい。
私が作っていく部分もあるけれど、本質、持って生まれたものが、私がまだ知り得ない多くのものが、タンの中にあるはず。
私はそれがとても、知りたい。



--------

夏が終わり、「ごめんなさい」を覚えてきたタンです。
案外早く覚えてできるようになったので、コツというか……まあ、覚書です。

ある時、タンがハツが作ってアイロン待ちだったアイロンビーズを崩しました。
それはもう一瞬でした。(笑)
アイロンが温まる間、水でも飲もうと台所へ席を立った私とハツ。
ずっと気になっていたタンは、その隙にと近寄り、いきなり手で叩いたのでした。あっちゃー。
ぐっとこらえながら(これも夏の成果。偉いぞハツ!)、半泣きになるハツ。やがて、私に抱き付いて泣き出しました。
タンは悪いこととも思っていません。
これは分かってもらわなきゃいけないとこです。

「タン。ハツおねえまが泣いちゃったよ。壊しちゃだめだよ。ごめんなさいってしよう」
決して怒らず。むしろにこやかに。オイデオイデ。
やばいかという顔だったタン、「お母さん、怒ってないのかも」と恐る恐る寄ってきます。
「大丈夫だよ。怒ってない。でも、はーちゃんがえーんえーんしちゃったね。壊れて悲しかったんだって。そういう時は、ごめんなさいってするんだよ。ぺこってするんだよ」
インプット中、インプット中……。

……。
ぺこり。

「そう! そうです! よくできましたー! やったあ、タンタンー!」
ハツも「もう大丈夫だよ。でもこれは大事だから、さわらないでね」と言えました。
二人とも、とても上手だった。

こんなようなことを数回繰り返したら、覚えました。
普段わりとおとなしいタン。謝るようなことがあまりないので、身に着くまではまだしばらくかかるかもしれないけど、相手が傷つくようなことをしたら頭を下げるんだってこと、覚えてくれると思います。

私も冷静に対応しなくっちゃね。うん。まだまだがんばります!

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

夏の成長我慢! ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。