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五年生の作文 [タン 5歳~]

夏休みの宿題で、「青年の主張」を書くことになり、タンは壮大なテーマを言い出しました。とてもいいテーマです。私は自分が五年生だったら最高の作文を書ける……! と興奮しました。でも、その教え方が分からない。
息子は作文の書き方どころか、自分の考えを口にすることすら難しいのです。それを引き出してやって、しかし誘導することなく、本当に大事なことを伝えながらも、きちんと作文の形にして1600字以上書かせる……これは難しい!
しかも夫とアドバイスの方向性について揉めてしまい、もうやれない、どういえばいいか分からない、私が手伝うことは息子を自分の言いなりにしてしまうことになるのではないかと不安になり、一人でがんばってと言ってしまった……。
最終日、塾の夏期講習から帰った息子は一人で頑張っていたけれど、結局できずに、そして夕食を食べたらすっかり忘れてしまって、翌朝に。なんだろうこの余裕っぷりは。よく忘れられるな。
大きな声で怒ったりもしてしまって反省もありつつ、一人ではできないからやっぱり手伝ってと言われて、手伝うことに。

息子の言いたいこと。
地球温暖化を進める二酸化炭素を減らすのは、我慢しないとだめだから、二酸化炭素を利用したらいいと思うの。
面白い発想だし、小学生らしくていい。
我慢したくない。
それはともすれば悪いことととられかねないけれど、人間の文明というものが「嫌だ」を解消するために開発されてきたのだ。すべての発端は「がまんしたくない」だ。
これが書けたら最高の作文になるなあと直感した。
けれど……私が答えを教えるのではなく、彼の中からこれを引き出すにはどうすればいいのか、その方法を教えてくれる(一緒に考えてくれる)人はいなかった。
結局、私は答えを言ってしまった。
けれどそれをそのまま作文に書くわけにはいかない。これはあくまで私の考えであって、彼の中から出てきた言葉ではないのだから。
でも書きたかったなあ……。や、思いついてもらいたかったなあ、か。

PCのメモ帳やWordの原稿用紙モードを駆使して、息子の話したことを書き写したり、私が少し手直しをしたりして原稿を書く。原稿用紙の五枚目に入らないといけないので、がんばって文章を伸ばしたり……するのはあまり良くないので笑、内容を増やしたりして、なんとかがんばる。
私が手直し、とはいっても、彼らしさを失わせてもいけないのでそこが難しい。未熟でも目をつぶり、しかしさすがに理解できないだろうというところは直し……。

大変だった。
それを原稿用紙に手書きで映して、なんとか今日中には終わるかも。嘆息。

高校生とかなら……
我慢は嫌だというところから文明は発しているけれども、そのことの是非についてももっと深めてもらいたいし、文明の発達が文化を衰退させたことや、経済の発展が格差を生んだことについても触れてもらいたい。そして今後、人間はどうバランスを取っていくべきか、地球温暖化からそこまで考察を深めてもらえたら最高なんだけどなあ。

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