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口数が少ない [タン 5歳~]

統計として出ているのかどうか知りませんが、男の子の方が口数が少ないと言われている(通説とされている)かと思います。
もちろん、よくしゃべる男の子もいるし、無口な女の子もたくさんいますが、全体として男の子の方が言葉を使わない、思考や感情を外に出さない傾向があるように思えます。

この傾向、うちの子三人にはばっちり当てはまります。

長女はおしゃべりですし、次女もよくしゃべります。
事と次第を微に入り細に入りそこまで説明いらんわってほどしゃべります。
ところが息子はまあしゃべらないこと!
滑舌が悪く、発音がうまくないから、何か言っても「え?」って聞き返されることが多く、結果しゃべらなくなる、ということもあるかとは思います。
それを加味しても、しゃべらない。
何があったか聞いても「分からない」「覚えてない」です。
興味がないんだと思いますね。
それより前を向いているという印象です。

昨日は、帰ってくるなり「今日はRくんちに行く!」と言いました。一学期はあまり好きではなさそうな素振りを見せていた子だったので、へえ、良かったねと思いました。
約束したの? と確認すると、した、家に行く、と。
宿題をやり、図書館に返すべき本も忘れて飛んでいきました。

一時間後。
そうだ、空手があるのを忘れていた。本人も覚えていないだろう(夏休み三週間休んでるし、曜日感覚もまだ身についていないため分かってない、が正確かな)。
Rくんのお母さんにLINE…ぽちぽち。
え、来てない? 約束も聞いてない。Rくん自身はMくんと児童館へ行くと出て行った。なるほど。
一応、仲良しのJくんのお母さんにも聞いてみる。けど、恐らくそっちはないな。
直感的に児童館へ。
……いた。
やっぱな。

「行き先を変えるときは、必ず家に戻って、お母さんに伝えなさい」
「そして今日は空手なのでもう帰ろうね」
不服そうな息子に「言わなかった私も悪かったよ」と謝りつつ、連れて帰りました。

本人の言+推測で、事の経緯は以下と思われます。

RくんとMくんは児童館へ行くつもりだった。
タンがそこへ割って入り、Rくんちへ行きたいと言った。言っただけ。約束はできていない。
出かけるところだったRくんMくんに遭遇。
家に行きたいと再度申し出た。
Rくんは児童館へ行きたいために、じゃあ児童館の後でね、とかなんか言った(たぶん)。
タンは仕方なく児童館へついていき、Rくんの帰宅を待っていた(児童館のあと、Rくんの家で遊べると思っていた)。

まあ多分、こんなとこでしょう。
残念だけど、Rくんはおうちで遊ぶタイプの子じゃないと思うし、彼の家に上がるのは最初から無理だったんじゃないかなー。
お母さんとはLINE知ってるし、うちで一度ランチはしたことあるし、話はそこそこ通るけど、まだそこまで仲良しってほどじゃないんだよね。
赤ちゃんもいることだし、上がるのは止めといた方がいんでないかい? という感じ。
今日どんな展開を見せるか楽しみです。

でも、行き先が分からなくなるのはマジで問題なのでやめてね。
帰り道を変えたりもしないでくださーい。
お友達がみんな行っちゃうのに一人で「つまらないいつもの帰り道」が嫌なのは良く分かるけどね……うーん、ここはちょっと難しい。
学校と家の間、って分かってるなら、まあ少しくらいの寄り道や別の道を通ることも黙認するかな。
でも遊びの行き先はダメです。
地震でもあったら、どこへ迎えに行けばいいか分からないからね。生死を分けることもあるので、そこは譲れません。
気を付けるように。ってここで書いても仕方ないけど。笑
本人にも言い聞かせたけど、どこまで理解しているか……やれやれ。
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人に左右される [10歳~]

ハツ、10歳7ヶ月。5年生です。

昨日のこと。
ミノは学校も休みで塾もなくて家にいる日でした。珍しい。
で、タンも家にいると、ミノが勉強に集中できないし、タンも静かにしろだの邪魔するなだの言われてストレス、挙句テレビばっかになっちゃったりする。
ので、タンはお出かけすることにしました。こーさんが消防博物館に連れて行ってくれるって!
ハツはどうする?
「勉強する」
偉い。多分だけど、その方がいいだろうなって思ったんだよね。

出がけ、ドアが閉まる直前にタンが「ちゃんまーも来てよ~」と。
「そんなこと言わないでよぉ」と凹むハツ。

自分で行かないと決めたなら泣き言言わないの、と言い聞かせましたが、ぐずぐず……。
なんだか部屋へ行って泣いたり、5分くらい経ってもえぐえぐ……なんなの! もう!
なんで今さら言うのよ。

「だって、行かないって言ったから……」

行きたいの?

「行きたいけど……もうお父さんたち出かけちゃったから間に合わない……」

行けるかどうかじゃなく、行きたいかどうかだよ、問題は。

「行きたい……」

じゃあ行けッ! もう! 面倒だな!!

「でもでも」

うるさいよ。お父さんに電話して「待って」って言えばいいことじゃない。

「じゃあ行く……!」


というわけで飛んでいきました。
なんなんですかね。うっとおしいとか言ったらよくないけど、うーん。
本人は本人で、それなりに色々考えてるんだろうけどね。
まあ、何はともあれ行けて良かったね。

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学校つまんない [タン 5歳~]

息子、一年生の二学期で言い出しましたよ、「なんでべんきょうなんてしなきゃいけないの~」と……。

長女は勉強ができた方で。
五月生まれだったから、人よりできる、という成功体験をちまちま積み重ねてきてて、自信もついてた。
女子だからか、字にも小さいころから興味あり、でも教育系幼稚園じゃなかったから、学校上がってようやく勉強できる! と意欲も十分。
しかも、彼女の学年はまだ「ゆとり」世代。ほぼ最後、くらい。
教科書も薄く、「時計」を習うのは二年の一学期でした。自分の時と比べてあまりのぬるさに目をひん剥いたくらいだったな。私立と(学力向上にあまり熱心でもない)公立との差もあったんでしょうが。
そんなわけで、三年生のころには、「学校の勉強なんてつまんない。もっとやりたい、もっと知りたい」と言うくらいになってました。
生まれつきの性格としても、知らないことがあるのは嫌いだしなー、ミノ。

次女であるハツはといえば、勉強が好きなわけでもないけど、彼女の行動指針は「ミノと同じ」かどうか。いつでも真似っこさん。
二月生まれで、学年の終わりの方ではあるけれど、いつでも気持ちは一学年上。ミノが出来ることは私も出来る、ミノが行くところに私も行く。常にその精神で二人寄り添って、双子のように成長してきました。
だからまあ、勉強はそこそこできた。
そして五年生の時、「ミノが塾に行ってるから、私も行きたい」と言い出しました。
ミノと同じ塾は入れなかったけど(とてもじゃないけど……)、近所の塾で楽しそうにやってます。

ところが。

タンはねえ……。
四つ離れてるから、上の影響は受けにくい。上二人は女の子だし、びったりくっついてるし。
末っ子だから、いつまで経っても「家で一番小さい子」扱い。つまり、出来ない子、なんですよね。
さらに、三月生まれ。成功体験が少ない。舌ったらずで、「タンって何言ってるかわかんなーい」と言われて育ちました。
親も、ついつい可愛がっちゃって、出来るようになれ! なんて厳しくしなかった……可愛いし、いいんじゃない? みたいな。
さらに言えば、男の子ってのはこう……字に興味もなくって。きれいに字を書きたいとかないし、同じ字を繰り返して書くことも嫌い。


そんなわけで、冒頭の言葉ですよ。

「なんで勉強なんてしなきゃいけないの」
「学校つまんない」

あーあーあーあー……そうなっちゃったかあ。
勉強ってね、これからアンタ、12年くらいは付き合っていくものなんですよ。
別に出来のいい子になれとは言わないけどね。
楽しめなかったら辛いよ~。
楽しいなって思えた方がいいよ?

……と、そうは言ってもね。

今現在、つまんないんだって言ってる子に、どう伝えたらいいんでしょうね。
知らないことを知る楽しさ。
出来なかったことが出来るようになる達成感。
人より上手にできたとかっていう優越感も。
そういうものを積み重ねないとなあ。

しょうがない、しばらくは褒めて褒めてほめちぎりますか。
「『や』の字、前は『か』だったけど、上手になったねえええ! 天才じゃん!」
「このページの足し算、全部合ってるじゃん! すっごおおおおおおいい!!」
「タン、勉強できるねえ! すごいねえ! 字もきれいになったねえ! 天才天才!!!」


……つ、疲れる。

三人目ってどうしてもこう手を抜くというか、おざなりになってしまいがちで、今更こういう全力で持ち上げる! みたいなのって面倒っていうか、疲れるっていうか……やれないんですけど。
でも、タンのためだ。
母ちゃん、がんばるよ。

タン、すごおおおおいい!! 天才~!!!

……ぜぇ、はあ……。

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