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11の次は11782 [タン 5歳~]

幼稚園の年長~一年の頭くらいまで、タンにとって「大きい数」は11でした。
なにせ、10より大きいんだからね!w

「あのね、かめがね、たーくさんいたんだよ!」
「へえ、たくさんいたの」
「そうだよ! 11もいたんだよ!」

……などのように使っていました。実際に何匹かは無関係。たくさんいたと本人が思えば3匹だろうが100匹だろうが、すべて「11」です。笑

それが、夏~秋にかけて変わってきました。
学校で誰かが言うんでしょうかね。

「いちまん……! いちまん、いっせん、えっと、ななひゃくはちじゅう……にっ!」

わぁすごい、めっちゃ大きい!
なんてったって一万を超えています。すごいです。
って、本人「一万」がどれくらいか分かっていないのですが(まだ20くらいまでしか習ってないし、感覚的にも100くらいまでしか理解していません)、とにかくめちゃくちゃたくさん、なんですね。
そんでさらにそれも超えて、11000で、さらに付け加えて……! と、タンの頭でめっちゃ考えて、行きつく先が11782なんです。
何度も言うんですよ、これを。可愛くないですか。

娘「お土産でこれ買ったの」
私「へえ、いいじゃない。いくらだったの」
娘「500え……」
タン「違うよ、11782、えん、だよ!」

娘&私(きみ値段を知っとんのかい……)

こんな感じの日常会話がしょっちゅう出てきます。
今は当たり前だけどきっとすぐ忘れちゃうだろうな。
普段もすぐ忘れちゃうので、書き留めて置けて良かったです。
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気づいたのね……! [10歳~]

ハツ、10歳8ヶ月です。
さっき算数を教えていて、「馬鹿だなあ……なんで分からないんだ」などと思っていたのですが(口からも出ていたともさ)。
ようやく解決して喜んだのかなんなのか、ハツは突然、隣の畳に頭をつけて「でんでんでんぐり返っ……」と、歌い始めました。馬鹿です。馬鹿そのもの。
まあいつものことなんですが。
驚くのはここから。
「でんぐり返……らないよ、お母さんにぶつかるから」と、止まっているのです。
信じられる?!
あのハツがだよ!?
やる前に、やったら起こるであろうことを想定して、やめたんだよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
「やったらどうなるか分かるでしょ、ちょっと考えれば分かるんだよ、なんでワカンナイんだこのバカ娘ッ!」と何百万回言ったか! 誇張じゃないよ、マジでそんくらい言ってるよ!
それがだよ!
やめたんだよ、何が起こるかを想定して! ハツは自分で気が付いたんだよ!
これはもう悟りだよ。
すごいことだ。
ついにできるようになったのだ。
まあ、また失敗することもあろうかと思うが……。
びっくりしすぎたので思わず本人の目の前でブログに書きとどめてしまいました。
私、ちょっと感動しております。
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難しい [10歳~]

うちの子たちは工作が好きです。
ハツも好き。弟のために、ガラガラポン(福引の機械)を作ってやったことがあります。
作品自体ずっと放置されていて、さすがにもういいだろうと、さきほど、その壊れかけたガラガラポンをゴミ袋に入れました。
すると、その軸に鉛筆を使っていたことが判明。
ガムテープを取るのも難しく、私も、もったいないとは思いつつ、まあ……いっかとゴミ袋に入れました。
と、こーさんが怒り出しました。
私もいけないのでしょうが、物を大事にしないのはいかがなものか、と。
そう、ですよね……。
恐らくハツは、手近にあったから使ったか、わりばしを使うとお母さんに悪いと思ったか、そんなようなことで鉛筆を使ったんだと思います。
よりにもよって未使用のもの。
まあ確かに丈夫で軸になりやすく、工夫されていると言えば工夫されている。
ガラガラポン自体はとても良くできていて、それを見た時私はずいぶん褒めたものでした。
けど、まあ、ねえ……鉛筆はよくなかった、かもねえ。

うーん……。

難しいんですけど。

個人的には、確かに鉛筆は工作に使って捨てちゃうんじゃまずいとは思うものの……手元にある材料で一番いいと思うものを工夫して使うということ自体はいいと思うんですよね。
常識にとらわれず、これがいい! と思ったら、迷わずにやってほしいとも思ってる。

こーさんも、細かいことかもしれないけど……と言っていましたが、鉛筆は書くために使うものであって工作に使うものではなく、しかもそれを私が(ガムテープがはがせないという理由で)捨てようとしたことは良くなかったことだと思います。
でもそれは決して、ハツが物を大事にしないということと完璧に合致する話ではないようにも思えるのです。

や、確かに、ハツは物の管理ができません。
私も下手だし、ミノも下手。
私が下手だから、躾がちゃんと出来ていないから、良くないんだと思います。
ハツは色々大事にしたいから捨てられないけれど、一つ一つをちゃんと管理できるわけではなく、床に放置されていたりします。
その場その場で、大事なものが移ると、今、手にしているものから次のものへ意識がいってしまって、片付けるとか、床に上には置かないでしまうとか、そういう……いわゆる「物を大事にする」感覚がすっぽ抜けるんですよね。
片付けろと言われれば片付けるんですが、言われないと意識がないからそのまま。
強く叱られれば期間は長めに持続しますが、基本的には本質が理解できているわけじゃないので、また元に戻ってしまいます。
何度も何度も、大袈裟じゃなく百万回とか、何年にもわたって根気強く繰り返し、何か彼女にとってインパクトのある出来事とともに理解できるタイミングがあれば……本質が理解できます。そうすると、次からは出来るようになる。

大事なことは。

なんでお前は物を大事にしないんだ、ちゃんとしなさい、と叱らないこと、だと思っています。
直感ですが……。

本人、物を大事にしているつもりなんです。
ちゃんと出来ていないことについては、反省もするけれど、やる気がないと叱られると、そんなことないもんという反発が出ます。
そして、ちゃんと出来ていないことを叱られるのも、重なれば嫌な気分になってきます。
ひいては、なんで自分はちゃんと出来ないのかと鬱に。

どうすればいいのか、正解は、本当には、分からないけど、多分……一つ一つ、今回なら鉛筆のことなので、「工作に鉛筆を使ったのはまずかったね」「それを忘れちゃってたね」「ガムテープ取って、ちゃんと鉛筆として使おうね」など、叱るのではなく、穏やかに事実を伝え、そのあとで改めて、物を大事にするということはどういうことか、お父さんとお母さんはどういうことをあなたに伝えたいと思っていたのか、を話す。しかないのかな、と。
それから、最期にちゃんと抱きしめて、怒ってはいないから大丈夫。あなたのために教えてあげたいんだよ、愛してるからだよ、ということを言葉に出してあげないといけません。

これで合っているのか、それは分かりませんが……。
「物を大事にしなさい!」と叱りつけることは、きっと、多分、逆効果。
こーさんにも話して(うまく伝わったか分からないけれど)、今夜ちゃんとハツと話をしようと言いました。
私も、つい細かいことだしと流していたんですよね。正直、鉛筆一本くらい、と軽視していました。
片付けが出来ないのも悪いし、躾もちゃんと出来ていません。
だから、ハツと一緒に反省しようと思います。
出来ないものをやろうとするのは、本当にストレスになります。
でも、言わなきゃいけないことは言わなきゃね。
ハツ、一緒にがんばろうね。
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