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だいじ、だいじ [ハツ 1歳]

ついに!
分かったーーー!

……か?(笑)


何がかと言うと、「その箱がおねえちゃまの大事なものである」ということですよ。
一歳半~七ヶ月くらいで自我が出てきたハツ。
一歳九ヶ月になった今、ミノのものだろうが、ほかの子のものだろうが、欲しいものはとにかく取る。
力づく上等。
もちろん返さない。
「返してあげて」
「やーや」
「どーぞ、しよっか」
「やら!」
こんな調子でぐっと握ったまま、ミノを泣かせることしばしば。
ミノは力づくで取り返そうとして母(俺だが)に怒られたり、きちんと説得しようとしてハツに叩かれたり……もう散々です。(笑) ……って、笑うとこじゃないし。

大声を出すのは嫌いなので(ほんとよっ、嫌いなのよっ!)、なるべく優しく言い含めなくちゃ。
まだ分からないかもしれないけど、諦めずに何度でも言い聞かせてあげなくちゃ。
ハツはまだ小さいから、怒らずにゆっくり話してあげなくちゃ。

と、何度も言い聞かせては挫折する日々。orz
ミノのときもそうだった、とどんよりする日々。


……だったのですが。
さっき、例によってミノの大事にしている箱(魚肉ソーセージの空き箱で、中におもちゃの腕輪をしまっていたもの)取り上げたハツ。
ハツに怒り、でも手を出しては俺に怒られるので半泣きのミノ。

よし、ここが正念場じゃ。今度こそ上手くやるのじゃ。

そう思った俺は、やさーーーーーしく、ちーーーーーさい声で、ハツに言いました。


「それね、おねえまの『だいじだいじ』なんだって……返してあげようか」
無言で首を横に振るハツ。胸にしっかと箱を抱えています。
めげるな、俺。
ミノ、うるさい、騒ぐな、余計にハツが意地になるだろ!

「だいじ、だいじなんだよ……」
「……」
「はーちゃんのだいじだいじは?」
ハツにはスティッチのリュックがあり、今日もおんぶして(背負って)出かけたのです。玄関にあるはず。
「はーちゃんの、スティッチのかばん、だいじ、だいじ、ね? この箱は~、おねえまの~、だいじ、だいじ、なんだって」

すると!!

「おねえま、だいじ、だいじ……って」
それはイントネーション的に「おねえまの、だいじだいじ、なんだって」であり、そしてハツは箱を、自主的に、ミノの前に置いたのです!!

分かったぁぁぁぁぁぁ!
ついに分かったあああああああああああ!!






……ま、多分、十分後くらいにはまた取り合ってると思いますけど。(笑)
でもこういう経験を積み重ねていくことで分かっていくわけですよ。
今日のこの一コマは本当に大事だったと思います。
ので、記録。カキカキ……。
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