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頑張る子 [ミノ 4歳]

ミノは、性格的に「頑張る子」だという気がします。

いい子でいること。

これが至上命題。
彼女はいい子でいようと一生懸命頑張っています。
頑張ってるよ、いい子だよ、ほめてほしいの。
そういう感じでしょうか。

第一子であることも無関係ではないでしょうが、本質的なところもあるでしょう。
もちろん、親がすべて分かっているとも言えないし、これからまた変わっていく部分もありますが……。

一昨日、幼稚園でお弁当を食べる直前にミノは右腕が痛いと泣いたそうです。
どこかにぶつけたのか、何もなくなのか、ともかくそれはそれは泣いたそうで、お迎えの要請がありました。
私はちょっと連絡がつかず、主人が迎えに行き、たいしたことなさそうだなと思ったようなのですが、先生たちは「腕が外れた」くらいに思っていたようです。
主人は仕事の関係上、子供の怪我や色々なトラブルを目にするので、その見立ては間違っていないのだと思いますが、それでも先生たちが「腕がぶらんとしちゃって全然力が入らないようで……」と話してくれた様子からすると、ミノはかなりつらい状況を訴えていたようです。

怪我自体は、病院へ行きましたが(それもミノ本人がどうしても行くというので行ったのだが、自転車に乗って行ったくらいの元気さだった)、湿布を貼ったくらいで、先生曰く「抜けた形跡もないけどね」だとか。
肘がどっかにぶつかってジイイインと痺れちゃったとか、そういうことだったんじゃないかなーなんて思っています。

それよりも。

ミノがそういうことがあった時に泣いたり、つらいと訴えたりして、それを回りの大人(この場合は幼稚園の先生たちでしたが)が受け止め、抱きしめてくれた、というのが大事だった、と。
ベテランの先生に言ってもらったことなのですが、確かに、とうなずきました。

今、ミノのクラスでは、病気で長く休んだ子が幼稚園に復帰できず、毎日泣いて大変、とか、色々とあるようなのです。
そうなると、どうしても「聞き分けの良い子」や「トラブルがない子」には手がかからなくて済むという状況が発生します。
意識的に後回し、というわけでなく、優先する子がいるとどうしてもそうなりがち、という感じですね。「ミノちゃんは安心していられる子、なんですよね」とのこと。
でもこういうことがあって、「本当にヤバイ時は先生たちも振り向いてくれる、私の声を聞いてくれるんだ」とミノが思えたことは良かったな、と。

家だとつい「そのくらい大丈夫よ」とか、言ってしまいがちです。
ミノが「大丈夫な子」「手がかからない子」「頑張る子」だから、さらに言えば「姉」だから、そうなってしまう、というのも、認めたくはないけど否定できない事実で。
ちょっところんですりむき、血も出ていないくらいでも「ばんそーこー、はる……歩けない、抱っこ」などと言われると、「甘えるんじゃないの、そのくらい平気だってば。ほら、自分で歩いて」などと言ってしまうんですよね。
自分でもこれが積み重なってはいけないという意識があるので、時には(自分の体力と精神力に余裕があって、さらに時間にも余裕がある時は)「大丈夫? つらかったね。もう大丈夫よ。抱っこしてあげようか?」などと言ってやったりもするのですが、その割合はまあ……二割、ってとこでしょうか。反省。

十人十色とは良く言ったもの。
子供はみな、いやいや人間はみんな性格が違うわけで、その対応も違います。
同じことを言っても奮起する子がいたり、凹む子がいたり……。
ミノとハツも全然違いますから、対応もおのずと変わります。
私は自分自身が三人兄弟の末子です。
兄二人は十と十三離れているために一人っ子のような育てられ方もしています。
長子で、年子の姉妹の姉、なんて、理解しづらいとこがあります。
でも、ミノがどう思うか、なるべくすくいあげて、彼女の気持ちを受け止めてやりたいなあと思うのです。
今回のことは、そういう意味で私にとってもある意味勉強になった出来事でした。
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