雨の日 [タン 4歳]
娘二人を幼稚園に連れていっていた時は、雨の日って苦手でした。
荷物も多いし、二人の幼稚園児を連れていくの、ホント大変だったんです。
でも息子一人になり、私もレベルアップして(笑)、楽になりました。
三人の子育て大変ですね、とか言われることもあるけれど、三人目なんて楽なもんです。本当に。
何しろこっちに余裕があります。
家を出る時間も余裕、荷物も余裕、傘を差してても余裕、気持ちにも余裕があります。
そんなある雨の日のこと。
私はタンと一緒に、車を停めたコインパーキングから幼稚園まで五分かそこらの道を歩いておりました。
その日は土砂降りで、視界も悪い中をぽつぽつと歩く。
娘二人とだったら、この時点で私の起源は既に悪く「はやく! 立ち止まらないでよ」とか叱責しながら歩いていただろうと思いだします。
ホントごめん、娘らよ。
あのころ私のレベルはまだ低かったのよ……。
タンが立ち止まります。
私「どした~」
タン「しゅごいおと……」
私「ん? 何の音だろうね」
耳をすますと、雨水のマンホールから濁流が流れるような音が聞こえてきます。
おお、確かにすごい音だ。
私「すごいねえ」
タン「こっちも!」
私「どれどれ」
ついていくと、道路脇の側溝に流れこむ雨と、中を流れるのが見えます。
タン、それをじーっとのぞき込んでいます。
私も一緒に観察。
うーん、余裕がある……。(笑)
結局、その道路にあるほぼすべてのマンホールの上で立ち止まり、側溝をのぞきながら、かなりの時間をかけて幼稚園にたどり着きました。
少し遅刻したかな。
でもゆっくり息子に付き合ってやれて良かったと思います。
雨の日の発見。良かったね、タン。
タン「あめはさ~、どこへいくんだろうね?」
彼のこの呟きに、その日の朝のすべてが集約していました。
それが疑問というものだ、タン。
好奇心と、探求心と、疑問をもつことで人間は発展していくのだよ。
付き合ってやれて、本当に良かった。
子ども育てるのは確かに大変です。
でも三人目ともなるとこうした余裕から得られる素晴らしい体験もできます。
産んでみるもんですねえ。(笑)
荷物も多いし、二人の幼稚園児を連れていくの、ホント大変だったんです。
でも息子一人になり、私もレベルアップして(笑)、楽になりました。
三人の子育て大変ですね、とか言われることもあるけれど、三人目なんて楽なもんです。本当に。
何しろこっちに余裕があります。
家を出る時間も余裕、荷物も余裕、傘を差してても余裕、気持ちにも余裕があります。
そんなある雨の日のこと。
私はタンと一緒に、車を停めたコインパーキングから幼稚園まで五分かそこらの道を歩いておりました。
その日は土砂降りで、視界も悪い中をぽつぽつと歩く。
娘二人とだったら、この時点で私の起源は既に悪く「はやく! 立ち止まらないでよ」とか叱責しながら歩いていただろうと思いだします。
ホントごめん、娘らよ。
あのころ私のレベルはまだ低かったのよ……。
タンが立ち止まります。
私「どした~」
タン「しゅごいおと……」
私「ん? 何の音だろうね」
耳をすますと、雨水のマンホールから濁流が流れるような音が聞こえてきます。
おお、確かにすごい音だ。
私「すごいねえ」
タン「こっちも!」
私「どれどれ」
ついていくと、道路脇の側溝に流れこむ雨と、中を流れるのが見えます。
タン、それをじーっとのぞき込んでいます。
私も一緒に観察。
うーん、余裕がある……。(笑)
結局、その道路にあるほぼすべてのマンホールの上で立ち止まり、側溝をのぞきながら、かなりの時間をかけて幼稚園にたどり着きました。
少し遅刻したかな。
でもゆっくり息子に付き合ってやれて良かったと思います。
雨の日の発見。良かったね、タン。
タン「あめはさ~、どこへいくんだろうね?」
彼のこの呟きに、その日の朝のすべてが集約していました。
それが疑問というものだ、タン。
好奇心と、探求心と、疑問をもつことで人間は発展していくのだよ。
付き合ってやれて、本当に良かった。
子ども育てるのは確かに大変です。
でも三人目ともなるとこうした余裕から得られる素晴らしい体験もできます。
産んでみるもんですねえ。(笑)
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