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学校つまんない [タン 5歳~]

息子、一年生の二学期で言い出しましたよ、「なんでべんきょうなんてしなきゃいけないの~」と……。

長女は勉強ができた方で。
五月生まれだったから、人よりできる、という成功体験をちまちま積み重ねてきてて、自信もついてた。
女子だからか、字にも小さいころから興味あり、でも教育系幼稚園じゃなかったから、学校上がってようやく勉強できる! と意欲も十分。
しかも、彼女の学年はまだ「ゆとり」世代。ほぼ最後、くらい。
教科書も薄く、「時計」を習うのは二年の一学期でした。自分の時と比べてあまりのぬるさに目をひん剥いたくらいだったな。私立と(学力向上にあまり熱心でもない)公立との差もあったんでしょうが。
そんなわけで、三年生のころには、「学校の勉強なんてつまんない。もっとやりたい、もっと知りたい」と言うくらいになってました。
生まれつきの性格としても、知らないことがあるのは嫌いだしなー、ミノ。

次女であるハツはといえば、勉強が好きなわけでもないけど、彼女の行動指針は「ミノと同じ」かどうか。いつでも真似っこさん。
二月生まれで、学年の終わりの方ではあるけれど、いつでも気持ちは一学年上。ミノが出来ることは私も出来る、ミノが行くところに私も行く。常にその精神で二人寄り添って、双子のように成長してきました。
だからまあ、勉強はそこそこできた。
そして五年生の時、「ミノが塾に行ってるから、私も行きたい」と言い出しました。
ミノと同じ塾は入れなかったけど(とてもじゃないけど……)、近所の塾で楽しそうにやってます。

ところが。

タンはねえ……。
四つ離れてるから、上の影響は受けにくい。上二人は女の子だし、びったりくっついてるし。
末っ子だから、いつまで経っても「家で一番小さい子」扱い。つまり、出来ない子、なんですよね。
さらに、三月生まれ。成功体験が少ない。舌ったらずで、「タンって何言ってるかわかんなーい」と言われて育ちました。
親も、ついつい可愛がっちゃって、出来るようになれ! なんて厳しくしなかった……可愛いし、いいんじゃない? みたいな。
さらに言えば、男の子ってのはこう……字に興味もなくって。きれいに字を書きたいとかないし、同じ字を繰り返して書くことも嫌い。


そんなわけで、冒頭の言葉ですよ。

「なんで勉強なんてしなきゃいけないの」
「学校つまんない」

あーあーあーあー……そうなっちゃったかあ。
勉強ってね、これからアンタ、12年くらいは付き合っていくものなんですよ。
別に出来のいい子になれとは言わないけどね。
楽しめなかったら辛いよ~。
楽しいなって思えた方がいいよ?

……と、そうは言ってもね。

今現在、つまんないんだって言ってる子に、どう伝えたらいいんでしょうね。
知らないことを知る楽しさ。
出来なかったことが出来るようになる達成感。
人より上手にできたとかっていう優越感も。
そういうものを積み重ねないとなあ。

しょうがない、しばらくは褒めて褒めてほめちぎりますか。
「『や』の字、前は『か』だったけど、上手になったねえええ! 天才じゃん!」
「このページの足し算、全部合ってるじゃん! すっごおおおおおおいい!!」
「タン、勉強できるねえ! すごいねえ! 字もきれいになったねえ! 天才天才!!!」


……つ、疲れる。

三人目ってどうしてもこう手を抜くというか、おざなりになってしまいがちで、今更こういう全力で持ち上げる! みたいなのって面倒っていうか、疲れるっていうか……やれないんですけど。
でも、タンのためだ。
母ちゃん、がんばるよ。

タン、すごおおおおいい!! 天才~!!!

……ぜぇ、はあ……。

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