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優しいところと、聞いてねえだろ、ってところ [ハツ 5歳~]

ハツ九歳八ヶ月。四年生の秋。
最近めまいがひどくて体調悪く、夕方になって疲れてくると横になっているしかない私。
気を使ってくれる優しいハツは、弟にも「上に行っちゃだめだよ、お母さん寝てるんだから!」とか言っているようです(小さく聞こえてくる時がある)。
嬉しくて目頭を押さえたりしています。
昨日は、「夕食なに~?」と言うので、「簡単にパスタにしちゃおうかなと思ってるんだけどね」と返したら、「簡単なのなら、はーちゃん作ろうか?」と言ってくれました。
優しい……ほろり。
紙に手順を書きつつ、これが①……あ、先にこっちかな、ごめん、とかなんとか、作り方を説明しながら、しるしをつけていきました。
分かりにくかったのかもしれないけれど、まあ聞いてないというか理解してないというか。苦笑してしまいます。

じっと観察していた結果をここに報告します。()内は私の心の突込み。

まず、フライパンをそのまま火にかける。
ハツ「弱火って書いてある」(そういう問題じゃねーわ)
ソファに座ってテレビを見る。(離れるなよ)
五分ほど経過。(おーい)
ハツ「そろそろあったまったかな~」(十分すぎるわ)
ソーセージとねぎをいれる。(おもむろにな)
ハツ「どのくらい炒めるの?」と聞く。
私「味見してみたらいいんじゃない?」というと、「ふーん」とかなんとか。
しばらくして、オリーブオイルを入れだす。(え、今?www)
にんにくも入れる。(完全に順番間違えてるね。オリーブオイルとにんにくを入れてからフライパンを温めろと言ったのに)
ハツ「なんか、ねぎが焦げちゃった。失敗だ」(まあ……そりゃそうよね)
私「大丈夫、食べられるよ」(フォローフォロー。ていうか、いつももっとねぎ大きく切ってるよねお母さん。なんでそんな細切れなのか。ソーセージもかなり縮れてる。焦げ焦げ真っ黒ではないからヨシとしよう)
火を止める。(あ、止めちゃうんだ?)
塩昆布を探し始める。棚を指示すると、ようやく発見。
ハツ「塩昆布って袋と、ふじっこってのがある。どっち?」(同じです。なんで二袋あるんだろう)
私「両方入れたら?」
ハツ「そっか! 小さじ2って書いてあるから~、小さじ1は塩昆布で、小さじ1はふじっこにすればいいよね!」(だからどっちも同じものだ)
袋を開けて……
ハツ「変なにおい~。悪くなってるよこれ!」
私「……いい匂いだよ」
ハツ「え~!?」
夫「うん、まったく問題ない。いいにおい」
ハツ「えええ?!」
私「はい、入れなさい」
ハツ「はぁい」
私「それで終わり? 醤油は入れた?」
ハツ「あ、忘れてた!」
塩昆布と醤油を加える。再度書くけれど、さっき消してからここまで、火は消えたまま。
ハツ「できた!」(終わりかいッ!)

その後、パスタをゆでて、和える前に火をつけ、温め直し、麺と絡めて食べてみました。
美味しかったよ。何より、自分でやれたっていうのが良かったよね。お母さん、心の突込みを全部黙ってるの辛かったけどがんばって……ないねw 大体ダダ漏れてたよねwww
でも、ありがとう! ハツの優しい気持ちがとーってもとーっても嬉しかったし、それを伝えた時のハツの表情がとーってもとーっても可愛かったです!
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